現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、技能実習生の送り出し機関に対し、各国政府指導による日本への送り出し規制体制が布かれておりますが、ミャンマー国内におきましては、徐々に規制緩和が進んできております。
日本国内では今後も油断できない状況が続き、監理団体の皆様、技能実習生受け入れ企業の皆様におかれましては、大変心配な日々を過ごされていることと存じます。ミャンマー・ユニティは技能実習生の送り出し機関として、皆様の不安や疑問を少しでも解消できるよう、より一層万全なサポート体制を整え、今後も臨機応変な対応を行うとともに、新型コロナウイルスの影響に伴う技能実習生送り出しに関する情報を適時発信してまいります。ご相談やご質問などがございましたら、お気軽にご連絡いただければと存じます。
ミャンマーの技能実習生送り出しの状況
日本への技能実習生送り出し
日本政府は新型コロナウィルスの感染拡大が収まりつつある国・地域との出入国緩和に向け、ミャンマーなどの国と協議を始めることを公表しました。すでに出入国緩和の交渉を始めているベトナム、タイなどに続く第2弾として、ミャンマーと日本の国際的な往来を再開させる方針です。
ミャンマー・ユニティにおきましては、6月1日より事務所を再開いたしましたので、書類を送っていただければ受け取りのみは可能です。また、ミャンマー政府は日本語学校の運営再開許認可審査を開始し、デマンドレター受理・ミャウダゴン講習・スマートカード申請を再開しております。
日本入国待ち実習生の出国予測時期
現在、ミャンマーにて日本への入国を待っている実習生について、今後の出国予測時期は以下のとおりとなっております。
在留資格 |
ミャウダゴン講習 |
残りの必要プロセス |
出国予測時期 |
あり |
完了 |
- 健康診断
- スマートカード取得
- 査証(ビザ)取得
- 出国72時間前のPCR検査
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ミャンマーにおいて出国前に必要なプロセスがほぼ完了している。
もしスマートカード未取得の場合、キャビネット発行後、通常約2週間後に発行される見込み。ミャンマー政府の発表によると、一日140枚を上限としスマートカードを発行していくとの事。
査証取得申請が未だ再開されてはいないが、通常申請後5営業日以内に発行されるため、健康上の問題がなければ日本行きの国際便運航が再開され次第、すぐに日本に入国出来る予想。
ただし、運航再開直後は航空券の予約が混み合い、座席確保が困難になることや渡航費が高額になることが予想される。
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あり |
未完了 |
- 健康診断
- ミャウダゴン講習及びスマートカード取得
- 査証(ビザ)取得
- 出国72時間前のPCR検査
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8/24以降に再開されるミャウダゴン講習受講のために予約が必要となる。
ミャウダゴン講習再開後は、現在在留資格を既に保持しているミャンマー人技能実習生のみが対象とされる。
ミャンマー労働省によると、現在COEを保持し出国を待っているミャンマー人技能実習生が約3,000名おり、ミャウダゴン講習は1週間120名の受講者を上限に実施されると発表されているため、8/24から25週間以内にミャウダゴン講習が受講できる見込み。
尚、受講日は、ミャンマー政府が無作為に受講日を割り当てるとの事。
スマートカードは、キャビネット発行後、通常約2週間後に発行される見込み。ミャンマー政府の発表によると、一日140枚を上限としスマートカードを発行していくとの事。
査証取得申請が未だ再開されてはいないが、通常申請後5営業日以内に発行される見込み。
上記から、8/24のミャウダゴン講習再開後、約3週間から5ヶ月後に出国申請が完了する見込み。但し、ミャウダゴン講習の受講者上限は今後改善されると思われます。
|
なし |
完了 |
- 健康診断
- スマートカード取得
- 査証(ビザ)取得
- 出国72時間前のPCR検査
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ミャンマーにおいて出国前に必要なプロセスがほぼ完了している。
もしスマートカード未取得の場合、キャビネット発行後、通常約2週間後に発行される見込み。ミャンマー政府の発表によると、一日140枚を上限としスマートカードを発行していくとの事。
在留資格取得後、査証取得申請が未だ再開されてはいないが、通常申請後5営業日以内に発行されるため、健康上の問題がなければ日本行きの国際便が運航が再開され次第、すぐに日本に入国出来る予想。
ただし、運航再開直後は航空券の予約が混み合い、座席確保が困難になることや渡航費が高額になることが予想される。
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なし |
未完了 |
- 在留資格申請(日本)
- デマンドレター申請
- 健康診断
- ミャウダゴン講習及びスマートカード取得
- 査証(ビザ)取得
- 出国72時間前のPCR検査
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在留資格発行後、8/24以降に再開されるミャウダゴン講習受講のために予約が必要となる。
ミャウダゴン講習再開後は、現在在留資格を既に保持しているミャンマー人技能実習生のみが対象とされる。
ミャンマー労働省によると、現在COEを保持し出国を待っているミャンマー人技能実習生が約3,000名おり、ミャウダゴン講習は1週間120名を上限に実施されると発表されている。
以上の3,000名が優先されミャウダゴン講習が再開・実施されるため、収容人数に変更が無い場合、8/24再開後5ヶ月後以降にミャウダゴン講習の受講が可能になる。
スマートカードは、キャビネット発行後、通常約2週間後に発行される見込み。ミャンマー政府の発表によると、一日140枚を上限としスマートカードを発行していくとの事。
査証取得申請が未だ再開されてはいないが、通常申請後5営業日以内に発行される見込み。
上記から、8/24のミャウダゴン講習再開後、約6ヶ月以上日本入国に時間を要する。但し、ミャウダゴン講習の受講者上限は今後改善されると思われます。
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注意点
- ① 従来の出国前申請に、出国72時間前のPCR検査受診と陰性証明書取得が加わった。受診に際し、必要プロセスと必要書類は現在確認中。
- ② 査証(ビザ)の再取得及び新規申請に関する情報は未だ無し。通常、申請後5営業日以内に査証(ビザ)は発給されている。
- ③ スマートカード発行、査証(ビザ)の発給予測はコロナ前の情報をもとに計算されているため、申請の混雑具合により発行・発給までに多少時間がかかる可能性がある。
今後の書類申請について
今後、ミャウダゴン講習受講に際し、在留資格が必須となる見込み。
ミャンマーにおいて、8月11日よりデマンドレター申請が再開されたため、監理団体においても、在留資格申請を従来通り面接後に開始していただける。
在留資格発行後、ミャウダゴン講習・スマートカード発行、健康診断受診、査証(ビザ)取得、PCR検査・陰性証明書取得これら全ての出国前申請を経て国際便が運航次第、ミャンマー人技能実習生の日本入国が可能となる。