ミャンマー人がいま現在技能実習生として注目を浴びているのをご存知でしたか?
不足する日本の労働力を補う働き手として技能実習生が年々増え続けていますが、どの国の技能実習生が一番良いのか悩まれている方も少なくありません。
※技能実習生の目的は「国際協力の推進」ですが、現実問題として労働力を補ってくれています。
現在技能実習制度の対象となっているのは、東・東南・南アジア等の計15か国ですが、その中でも圧倒的に多いのは中国人とベトナム人です。
しかし今後中国人の数が減り続け、代わりにミャンマー人の数が増えていきベトナム人の数に近づいていくことが予想されています。
今回はミャンマー人がなぜ技能実習生として注目を浴びているのか、その理由に迫ります。
ミャンマー人の技能実習生が人気ある④つの理由
ミャンマー人の技能実習生に人気があるのには、次の4つの理由があります。
① 若者人口が多い
② 年収が低い
③ 難民認定法により失踪しにくい状況になった
④ 日本語の上達が早い
それぞれを詳しく解説していきます。
理由①若者人口が多い
ミャンマーの人口は5,458万人と日本の半数にも満たない人数ですが、その中で若者の数が多いのが人気の要因となっています。
ミャンマーの人口の中で36%が10-29歳で、27%が30-49歳と、日本人からしたらとても羨ましい状況となっています。
言い換えると即戦力となる若者がたくさんいるということになります。
理由②年収が低い
ミャンマー人の年収は周囲の実習生を送り出しているアジア諸国と比べてもとても低いので、良い人材を確保できます。
年収が高い国で日本に送り出される人材というのは、自国で仕事を探す能力がない人である(つまり能力がある人は自国で仕事を見つけることができる)可能性が高いからです。
一方ミャンマーは年収が極端に低いので、(つまり能力を開花できる仕事環境が少ない)優秀な人材でも自国で仕事が見つからず、日本で仕事を探しにやってきます。
そんな即戦力となる優秀な人材をあなたも欲しいと思いませんか?
理由③難民認定法により失踪しにくい状況になった
2018年の難民認定法の改定により、ミャンマー人が難民申請を目当てに失踪することは事実上不可能になりました。
かつては難民申請したミャンマー人は仕事に就職することができたので、難民申請を目当てに失踪するミャンマー人がいましたが、もうそのような心配は必要なくなりました。
なおミャンマー人の失踪を極力防ぐ方法については、「ミャンマー人実習生は失踪する?失踪の原因と対処策について」で詳しく解説していますのでお読みください。
理由④ミャンマー人は日本語の上達が早い
ミャンマー人は外国語習得能力が高い上に、日本語と文法が似ているので、日本語の上達がとても早いのが特徴です。
なぜならミャンマー語は日本語と同じ、主語+目的語+動詞(SOV)だからです。
言語 |
文法 |
日本語、ミャンマー語 |
S O V |
英語、中国語、ベトナム語 |
S V O |
タガログ語(フィリピン語) |
V O S |
このように技能実習生として日本に来ている多くの外国人は、日本と文法の構造が違うので言語のセンスがない人は日本語習得に苦労します。
しかしミャンマー語は日本語と文法構造が同じで、単語を埋めるだけである程度意味が分かり合えるので、比較的早く日本語を習得できます。
言語の壁は外国人にとってストレスの大きな要因の一つですので、文法の似ているミャンマー人はメリットが大きいと言えます。
まとめ
今回はミャンマー人技能実習生の人気が高まっている理由について解説しました。
送り出し機関の視点から見ますと、ミャンマーは10年前のベトナムのようです。
10年前はベトナムの優秀な技能実習生(研修生)が来日し、日本の企業を支えていました。
現在でももちろん優秀なベトナム人はたくさんいますが、送り出し機関をしっかりと選ばないと仕事のできなかったり最悪失踪や犯罪に関係したりするようになるベトナム人の可能性があります。
ミャンマーはやる気のあふれた仕事のできる優秀な人材がとても集めやすい環境となっていますので、あなたの企業で人材が必要でしたらぜひ当社をご利用ください。