「ミャンマーの言語ってなんだろう?」
「ミャンマー語で『こんにちは』ってなんていうの?」
ミャンマー人実習生はある程度日本語を話せますが、それでも彼らが使っている言語って何か気になりますよね。
とりわけミャンマー語のようなマイナー言語は、日本人が覚えてちょっと使うだけで最大の敬意として受け取ってくれます。
本記事では職場で使う基本的なあいさつをいくつか紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
もちろん本格的に学ぼうとするとそれなりの費用や時間がかかりますが、簡単なあいさつだけでも覚えておけばミャンマー人は「自分に関心を払おうとしてくれている」と思ってくれます。
ミャンマー人が使用する言語について
ミャンマーは135の民族がいて、各民族が独自の言語を持っています。しかし国の人口の7割近くがミャンマー語(ビルマ語)を母語としています。
またミャンマーはイギリスの植民地下にありましたので、英語が話せる人もいます。フィリピンやインドほどではありませんが、日本人よりは英語が堪能です。
少数民族のほとんどはミャンマー語を第二言語としていますので、ミャンマーの言語を学びたいなら基本的にミャンマー語だけで十分でしょう。
ミャンマー語の文字
ミャンマー語はビルマ文字という私たちが見慣れない文字を使っていて、一見読むのは大変ですが、基本の文字数は33字しかないので覚えようと思えばそれほど難しくはありません。
画像引用元:厚生労働省「労働条件ハンドブック(ミャンマー語)より
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/040330-16.html
職場で使えるミャンマー語の基本あいさつ
それでは職場で使えるミャンマー語の基本あいさつをカタカナ表記で紹介します。
ミャンマー語は母音が7つと声調が3つあるので、カタカナをそのまま読んでも通じないことがありますが、ゆっくり何度も言えばいずれわかってくれます。
「ミンガラーバー」(おはよう /こんにちは /こんばんは)
ミャンマー語は時間帯に関わらず全て「ミンガラーバー」だけですので、覚えておきましょう。
ミャンマーを旅行すると、よく店先の人にミンガラーバーと言われますので、「いらっしゃいませ」という意味合いもあるのでしょう。
ミャンマー人同士ではあまり「ミンガラーバー」を使いませんが、外国人であるあなたが「ミンガラーバー」と言ってあげればとても喜んでくれます。
「トゥエヤァダーワンターバーデー」(はじめまして)
少し長い言葉ですが、ミャンマー人に初めて会ったら、この言葉を言ってあげましょう。
「タミン サーピィビィラー?」(ご飯食べましたか?)
ミャンマー人は挨拶の代わりのこのフレーズを使うのがほとんどです。
毎日「ミンガラーバー(おはようございます)」をいう代わりに、「タミン サーピィビィラー?」も使ってみましょう。
相手が同じように「タミン サーピィビィラー?」と質問してくれたら、次のように答えてあげましょう。
「サーピィトワビー」(もう食べました)
「マサーヤデブー」(まだ食べていないです)
「ネーカウンラー」(お元気ですか?)
ミャンマー人が挨拶の時に使うもう一つのフレーズです。「ミンガラーバー」は使わずに、いきなり「ネーカウンラー」を使って大丈夫です。
「カウンバーデー」(元気です」
少し丁寧な言葉です。社員や部下に対してなら「チェーズーベー」(ありがとう)で大丈夫です。
ミャンマー人に「チェーズーティンバーデー」と言われたら「ヤーバーデー」(どういたしまして)と言いましょう。
「タウンパウンバーデー」(すみません)
謝る時によく使うフレーズです。また英語を借用してソーリーバーということもあります。
ミャンマー人は日本人のように頻繁にすみませんという言葉を多用しません。
もし謝罪の言葉をかけてきたら日本の文化に合わせようとかなり努力をしているので、「ヤーバーデー」(大丈夫です)と言ってあげましょう。
まとめ
今回はミャンマー人が使用する言語について解説しましたがいかがだったでしょうか。
英語のような国際語はある程度話せても「知っていて当たり前」ととらえられてしまいますが、ミャンマー語はちょっとしゃべるだけでもとても喜んでくれます。
このようなちょっとした気遣いが、ミャンマー人の失踪を防ぎ仕事の意欲が高まることにもつながりますので、この記事で紹介した言葉をぜひ使ってみてください。